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カナダ国AB州でソーシャルワーカーしてます。 生活の一こま、カナダのニュースなど、 徒然に書き綴ってます。メールはこちら wasabisyouu@gmail.com
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Subpeona
“さぴーな” と発音します。
意味は出すね、『…を召喚する, …に召喚状を発する』です。

Children and Youth Service のCaseworker(一種のソーシャルワーカーです)から、
『山葵、サピーナするよ』、と言われました。
サピーナされると言うのは、どういうことかというと、
裁判官の前で、証言するのです。
テレビドラマとかで見たりしますけど、証言台に立たされ、
聖書の上に手をおいて、真実のみ話します!と宣言するのです。
こんな感じ。


Subpeana


Children’s Service というのは、アルバータ州政府による、親の薬物中毒や、メンタルヘルスなど様々な要素からくる子供の虐待、ネグレクト(育児放棄?)を取り締まる部署で、こちらから、私の部署のプログラムへ、家族をサポートするようにと依頼がくる訳です。

今回、Caseworker が、TGO(Temporally guardianship order)の延期を申し出たのに対して、親が反対し延期の却下を訴え、裁判所への許可を求めて来たのです。
山葵、この家族のサポートを去年の8月からずっとして参りまして、
すったもんだあった末、証言台に立たされることになりました。
トホホ。。。

職業柄、エドモントンの裁判所へは何回も行っていますけど、
今回サピーナされるのは初めて。
おそらく、この8ヶ月間どんなサポートして来て、
どのくらい育児の能力があるか、cross examine(両方の弁護士から質問攻め)に
合うんでしょうねぇ。

ハハハハ。 汗。

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立て続けのアップで、課題から逃れるための
現実逃避をしているからと自覚している山葵ですが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか。


先日、同僚のクライアントに、不幸がありました。
というのも、同僚がクライアントに会った翌日の朝、
そのクライアントは、遺体で発見されたそうです。

その同僚がクライアントと最後に会ったのは、先週の月曜日の夕方、
遺体で発見されたのが、火曜の朝8時だそうですから、
夕方6時から朝8時までの間に、何か起こったようです。
同僚が会った時は、普段どおりで、何事も無く子供と
Wiiをして遊んでいたそうですから、、
同僚も相当ショックを受けていたようです。
『何かの兆候であるサインを見逃したのではないか? 何か出来なかったのだろうか。』
すごい責任を感じていたようです。
ボスから連絡を聞いて、少しでもサポートしてあげなければと思いすぐに電話しました。
案の定、同僚の声は重かったのでした。
『あなたのせいではないし、いつでも力になるから、落ち着いたら電話してね』と電話を切りました。

一週間後の本日、同僚に会いました。
昨日、そのクライアントのお葬式に参列したとのことでした。
もちろんクライアントが亡くなった訳ですから、
Case Closedとなり、同僚も、、、“life goes on….”と呟いておりました。

過去にも、クライアントが自殺して、遺書に、
“ I hate my family… I hate my social worker.!”と書いてあったそうです。
そのワーカーはもちろんショックで、長期休暇を取ったまま、
職場復帰しなかったそうです。

ソーシャルワーカー、看護師、医者など、人を助けたいと思うから、
こんな職業に就いているのだけれど、もし、私のクライアントが
大変なことになったら。。。。
人間ですから、気があったり合わなかったりして、好き嫌いあり、
クライアントのみんなに好かれようとは思ってませんが、
“I hate my social worker!”なんて書き置きされたら、
私も、ソーシャルワーカーやめるでしょうね。。。
私たちも、生と死は紙一重と認識した日でした。

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天下に誇った大手航空業者のJALが破綻申告をしたということが、

信じられない山葵です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。


MSN canadaのサイトの ”The world’s biggest bankruptcies”

のトピに、JALが写真入りで取り上げられているのを

見てやっと、ホントなんだと確信したのでした。


JALのマイレージカードを持っていたので、今朝メールを

チェックしたら、お詫びのメールが会員宛に届いていたので

ビックリして、ニュースを確認したのでした。



今度は、豊田さんもこうなる日が来るのだろうかと、

思ってしまった山葵です。 



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さてさて、ペーパーに追われて毎日忙しいのですが、お仕事の関係のお話です。

先週、4ヶ月間ソーシャルワークのお世話をしたファイルが終了しました。


終了するといより、その家族は、私の手助けがいらなくなった訳です。


このファイルの家族は、過去に、夫婦ともに薬物中毒になり、2人の子供が取り上げられました。

両方ともに、クリーンになって、子供は返されたのだけれども、

裁判所の命令で、週に2日、いろんなサポートをするため家庭訪問を義務つけられました。


そして、山葵が派遣されたわけで、この家族と関わっていたのだけれども、

28歳のお母さんとは、なかなか気があって、何でも話をして、

毎回、家庭訪問するのが楽しみでした。


すっかり薬物中毒は収まって、後は、再発防止が彼らの課題ですが、

二人とも、一生懸命、どん底から這い上がって来て、毎日がんばってました。


他の同僚から渡されて、実際関わったのは4ヶ月間だったけど、

ファイルがClosedされるが、彼らにとっては喜ばしいことだけど、

私にとっては、なんだか寂しい気がしてなりません。


彼らの幸運と、前途を祈って、ハグをした際、

山葵はホロッと涙目になったのを隠さない訳には行けませんでした。



どこのプロフェッションもそうですが、過去でも未来でも、

クライアントとはクライアント、友達でも知り合いでもありません。

今後会うことは無いと思いますが、これからソーシャルワークでご飯を

食べて行くうえで、凹んだ時には彼らの笑顔を思い出して、

がんばっていこうと思った次第でした。

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Child Welfare 関係のソーシャルワークしてますけど、

本日、憤りを感じた出来事。


こちらでは(北米)では対外、親が子供を育てられないと判断した時点で

裁判所に行って、許可をもらい、子供を取り上げる訳です。


取り上げられた子供は、たいてい、foster parents(里親)に預けられます。

Foster to Adoptionというのもあり、里親をしてその後養子というプログラムもあります。



そして、裁判官は親は子供を18歳になるまで面倒を見ることは出来ないと確定、判断するまでに、週に何度か、子供の顔を見られる用に機会を与える訳です。



里親と、両親のコミュニケーションブック(連絡帳みたいの)があるんですけど、


そのノートの最初のページを見ると、


"Thank you for giving us a opportunity to take care for the baby.

Our prayer has been answered!"


って書いてあるではありませんか!



里親のカップルは、子供を望んでいて、待ちに待った赤ちゃんが手ものとにやって来て、

うれしいのは分かりますけど、まだ養子に出すとあきらめた訳ではない

実の親に、私だったら、こんなこと書けませんよ。。


涙ながらに手放すことだってある訳だし、いろいろな事情があって

育てられないんですよ。そのへん、ちょっとは理解して欲しいですな。


実の親のどんなに辛い思いをしたか、想像できません。。

読みながら、憤慨してしまいました。

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Amber Alert (アンバーアラート)というのは、


America's Missing Broadcast Emergency Response の略で

子供が行方不明になったときに、発せられる非常警報です


本日、エドモントンの隣町で、5ヶ月半になる赤ちゃんが乗った車自体が、

13歳くらいの少年に盗まれるという事件が有りました。


3時半頃、あるお母さんが、赤ちゃんを乗せたまま、もう一人の

子供を迎えに、小学校の前に駐車したときおこったようです。




赤ちゃんを車に残して(鍵をつけたまま)、その場を離れるのは、

よくないと誰もが分かることじゃないですかねぇ。



Negligence (怠慢)で、刑に処されるのは確実ですね。

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