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カナダ国AB州でソーシャルワーカーしてます。 生活の一こま、カナダのニュースなど、 徒然に書き綴ってます。メールはこちら wasabisyouu@gmail.com
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いろいろな科で、訓練を受けてますが、

まだまだ、自分のスタイルは暗中模索状態。

少しずつ形になってきているような気がする。

SWは、教師、弁護士、医者、看護師さんたちが、右往左往して作り上げる、

自分の教えるスタイルとか、法廷で勝つための戦略とか、患者とのかかわり方とか、

自分なりのスタイルを築くのと同じように、

SWもプラクティススタイルを築きそれを柔軟に変化させ、

環境に合わせ変化させていくのだ。




どう仕上げていくか、というのが腕の見せ所であって、

これが、平凡なSWと、腕がよいSWの違いである。




たとえば、わかりやすい例をあげるとすれば、

自分の方からSWに会いに来る人と、誰かに言われて、いやいや来る人。

Voluntary clients(任意) とinvoluntary clients(強制)

でやってくるクライアントの二つに分かれます。


もちろん、任意と強制されてやってくるクライアントでは、成果がまったく違います。

が、いかに強制されてやってくるクライアントを、

「SWに会ってよかった!」と最後には思ってもらえるという

成果が出るということが、腕の見せ所。




病院で働くようになってから、ずっと、大人専用の病室などだったが、

先日、初めて、小児科でちょっと訓練を受けた。


私のいる病院の大人の病室は、腫瘍科、精神科、外科、臓器移植課、救急課、神経科、集中治療、熱傷、心臓病、一般医療、肝臓などと分かれている。


同じように、小児科も腫瘍科、外科、糖尿病、集中治療、心臓病、一般医療、などと分かれている。


私が行ったところは、小児科の心臓病。



感想を一言で言うと、



い、忙しい。

てか、人(医者、看護師、他の医療関係者)が

いっぱい過ぎる。







大人の病室と比べて思ったこと。




大人、特にお年寄りの患者は、なんて軽視され、

おざなりになっているんだろう




同じ人間なのに、これが、社会の子供とお年寄りに対しての違いか。。



とつくづく思った。



子供は、未来の社会への投資。お年よりは、先が長くないから、

もうどうでもよいという、社会のお年寄りへの態度の表れか。。



もちろん、子供を助けるのは、当たり前だが、

今までの社会を作ってきた、社会を支えてきた年配の方も、

同じ人間として、同じ様に対応されるべきなのに。




人はみんな年をとる。こんな扱いがあなたにも起こるかも知れない。



医療だけでなく、まだまだ社会はお年寄りに優しくない。


これが、Ageism.


腹が立って仕方がなかった。

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だいぶ、病院でのソーシャルワーカーという仕事に慣れてきました。


病院でのSWの業務は大きく分けて、4つ


1)患者さんの退院先のアレンジ

身寄りのないお年寄りなどに、住む所を手配する




2)ファイナンス面

仕事中での事故であれば、労災申告、しばらく働けなければ、Employment Insurance の申請の手伝い。

私的の保険がなく、処方箋の薬が買えない場合、Income Support やSenior benefitsなどの申請手伝い。

3)患者さんや家族へのClinical Counseling




4)退院したあと、地域にあるいろいろなサービスとの架け橋



5)医者や、看護師さん、他の医療チームへのコラボ




どうやって早く、スムーズに患者さんが家に帰れるか、普通の生活に戻れるか

という事が鍵になる。






上記の中で、一番の腕の見せ所は、

患者さんや家族へ、Therapeutic Counselling をすること


少しでも、手術前後のストレス、不安、怒り、などなどの精神的な面を和らげ、

退院するまでの滞在を心地よくする事。

それが、リカバリーを早め、すぐに家へ帰れる事に繋がる。





これが一番、面白い。




幾度となく、看護師さんから私の方へ電話やポケベル(今時!!)が鳴り、

『患者さんが今、動揺しているから(泣いているから、など)すぐ来てほしい』

と連絡がある。

すぐに病室へ駆け込んで、Therapeutic counselling をするのだ。

だいたい1時間ぐらい病室に座って、じっくり話をするのだ。

一度やると病み付き。

やっぱり、Clinical Social Work (臨床SW)は楽しい。

大雑把に言うと、こんな所が病院でのSWという仕事だろうか。

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病院で働いたり、ボランティアする上で、予防接種の確認が義務となっている。


患者さんから移らないように、また、患者さんに移さないようにである。




先日行った検査は、結核。ツベルクリン反応の検査。

左右両方の腕に、一週間離して変化を見るそうである。

先日、左腕に打ってもらい、反応は4ミリだそうで、問題ないらしい。

次回は右腕。


永住権を申請したとき、結核を調べるため、レントゲン検査が義務となっている。

HIVの検査もした。

すんなり永住権を取得できたので、異常はないと断言できるが、

病院なので、念には念をおして、新規雇用者はこの検査、必修らしい。



水疱瘡はかかっているか、とか聞かれたが、何せ、30年ほど前なので、はっきり覚えていない。


いまから渡加を考えていらっしゃる方で、

将来、病院で就職、ボランティアをされたい方、

どんな予防接種を(何回)したか、またどんなウィルス感染症を経験したか、

リストを用意してもいいかもしれませんね。


無くてもいいですけど、あった方が、便利。


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病院で働き始めたので、服をたくさん買った。

今までは、クライアントのうちへいくので、カジュアルが主要だった。

ジーンズやTシャツでもまったく、O.K.

病院となると、ビジネスカジュアルの風貌。


といっても、私の信念として、わざと高そうな服は着ない。


SWは医者や看護師さんより、少ないお給料と言うのもあるが、

『服や身なりで、クライアントとの壁を作ってしまう』

という事を知っているのは、SWぐらいだと思う。



例えば、私が、ローレックスや、シャネルの時計などをしていたり、

ブランドの服で固めていると、患者さんはどう感じるだろうか?


ある程度、清潔で、小綺麗にしなくてはいけないが、

ブランドやたくさんのジュエリーで固めているのは、

マイナスのイメージが出来る。




病室、病棟を動き回るので、動きやすい靴を買おうとしたが、




私にあうサイズがない。




私の足のサイズは、22.5 cm




靴によっては、22センチも入る。


気に入った靴が合っても、なかなかサイズがないのだ。


お金がない、貧乏留学生だった頃、こちらで子供用の靴を買った事がある。

なぜなら、サイズがぴったり合うし、子供の衣類には消費税がかからないから。

今週末もまた、靴探しの旅にいかないといけない。


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『カナダ、ソーシャルワーク』と検索されて、

私のプログにやってこられる方が多くなったので、

ソーシャルーワークのカテゴリーを、分野ごとに分類して、

少し見やすくしました。参考になれば良いかと思います。



ちなみに、投稿時間もセットする事が出来るようになった。

指定した時間になったら、自動的にアップするというこんな便利な機能がいつの間にやら出来た。

書き置きして、もっと頻繁にアップしたいと思う。乞うご期待

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