忍者ブログ
カナダ国AB州でソーシャルワーカーしてます。 生活の一こま、カナダのニュースなど、 徒然に書き綴ってます。メールはこちら wasabisyouu@gmail.com
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


生まれて初めて、


救急車 


を呼んだ。



私や、私の家族のためではないですから、ご安心ください。


もちろん、私のクライアントさんです。



金曜日は、対外、決まって午後には、WALK-IN と言って、

アポ無しの患者さんが、よくこのクリニックにやってくる。


理由は様々であるが、、、

「薬が切れた、処方してくれ」、『精神科医に診断してもらいたい」

「Income supportの人に言われて(嫌々)きた
」などなど。



今日の患者さんは、

『自殺願望がある』

そして、手や足に、数々の自殺未遂の傷がある。


このケースが、一番大変。


一応、Suicidal intervention (自殺願望がある人に、なんとか思いとどまらせる)という、

クラスを取った事がある山葵だが、一言一言、気をつけて話をしないといけない。


一時間半くらい、いろいろ話をしたのだが(普段は30分以内で終わる)、結局、自殺願望は収まらず、、、


『いま、このインタヴュー室そして、このクリニックを去った後、自殺する可能性は確実にある!!』


という、私の Clinical Judgement(判断)で、私は、911 に電話し、

救急者を呼び、近くの病院に連れて言ってもらう事にした。


患者さんの目の前で電話し、救急隊のメンバーが来るのを待つ。

その間も、彼を一人にする事は出来ず、ずっと話をしていた。

15分程して、救急隊の人がクリニックに遣ってきて、いろいろ質問し、

近くの救急病院に連れていくという事が、決定された。

その後は、病院に任せる。


人間として、Health Care professional として、この対処は正しい。


が、私の心の中では、『この患者さんをこのままにして、私が彼の最後に話をした人』

という重荷を背負いたくないのが、本心である。

そして、彼がもし、自殺した場合、彼が最後に話をした私が、

何もしなかったというのは、ニュースになるのは間違いない。

私は当然、クビになるのは、間違いない。



金曜日の午後は、対外このような、波乱が待ち受けている。



結構ストレスフルな職種である。土日はしっかり休みたい。

拍手[0回]

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック