×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
またまた、Walk-in、アポ無しの患者さんお話。
40代半ば〜後半の、夫婦がクリニックにやってきた。
『自殺願望がある』というか、来クリニックの理由は、
『生きたくないけど、死にたくない』という奥さんが患者さん。
受付の人に、話メインにしたのは、旦那さんの方。
わたしに時間があったので、患者さんに話を聞くとにした。
インタビュー室に入って、『今日はどうされたのですか?』
といったとたん、嗚咽。
『生きるのに疲れた』
私、内心『厄介だな。』と思ってしまった。
ちょっと話を聞いて、症状などを聞いたが、
あまりにもdistress 、心痛していたので、3つ提案。でも、その女性は、どれも却下。
いすを立ち、帰ろうとしていた(もちろん泣きながら)
前回どうよう『これでウチに帰られて、自殺されてしまったら、ダメダメ』
すぐに、待合室で待っている旦那さんを呼んで、来てもらった。
なんとか、奥さんをなだめて、インタビューを続けた。
その間、旦那さんは、ハグしたり、キスしたり、手を握ったり、
『とってもサポーティブ(協力的)な旦那さんだな。』という印象を受けた。
でも、何か、おかしかった。旦那さんの動作や、仕草、なんとなく
『俺は、こんなにサポーティブだ』
と見せつけているような気がしてならなかった。チラチラ私を見ているのだ。
私が見ているのを確認して、ハグしているような気がした。
結論的に言うと、私は、旦那さんに、奥さんをERへ連れて行く事を押した。
hallucination(幻影)を見ると言い出したからだ。
30分程して、近場のERから電話があり、インタヴュー内容の記録をファックスしてほしいとの事。
コンピュータでチェックしたら、其の患者さんは、ERへ行ったようだった。
次の朝、もう一度チェックしたら、精神科病棟へ移されていた。
精神科医が書いたアセスメントを呼んで驚いた。
『去年11月、旦那の浮気が原因で、鬱の症状が出始めた』
それも、浮気相手は、彼女の同僚で、最近同じ課に配属され、毎日顔を合わせる事になり、
ますます悪化したようだ。
私『やっぱり!何か、あの旦那おかしい、と思っていたんだ』
そういう、小さなサインを見逃さないというか、洞察力、勘が、必要な職種なのです。
その奥さん、今も入院中。
40代半ば〜後半の、夫婦がクリニックにやってきた。
『自殺願望がある』というか、来クリニックの理由は、
『生きたくないけど、死にたくない』という奥さんが患者さん。
受付の人に、話メインにしたのは、旦那さんの方。
わたしに時間があったので、患者さんに話を聞くとにした。
インタビュー室に入って、『今日はどうされたのですか?』
といったとたん、嗚咽。
『生きるのに疲れた』
私、内心『厄介だな。』と思ってしまった。
ちょっと話を聞いて、症状などを聞いたが、
あまりにもdistress 、心痛していたので、3つ提案。でも、その女性は、どれも却下。
いすを立ち、帰ろうとしていた(もちろん泣きながら)
前回どうよう『これでウチに帰られて、自殺されてしまったら、ダメダメ』
すぐに、待合室で待っている旦那さんを呼んで、来てもらった。
なんとか、奥さんをなだめて、インタビューを続けた。
その間、旦那さんは、ハグしたり、キスしたり、手を握ったり、
『とってもサポーティブ(協力的)な旦那さんだな。』という印象を受けた。
でも、何か、おかしかった。旦那さんの動作や、仕草、なんとなく
『俺は、こんなにサポーティブだ』
と見せつけているような気がしてならなかった。チラチラ私を見ているのだ。
私が見ているのを確認して、ハグしているような気がした。
結論的に言うと、私は、旦那さんに、奥さんをERへ連れて行く事を押した。
hallucination(幻影)を見ると言い出したからだ。
30分程して、近場のERから電話があり、インタヴュー内容の記録をファックスしてほしいとの事。
コンピュータでチェックしたら、其の患者さんは、ERへ行ったようだった。
次の朝、もう一度チェックしたら、精神科病棟へ移されていた。
精神科医が書いたアセスメントを呼んで驚いた。
『去年11月、旦那の浮気が原因で、鬱の症状が出始めた』
それも、浮気相手は、彼女の同僚で、最近同じ課に配属され、毎日顔を合わせる事になり、
ますます悪化したようだ。
私『やっぱり!何か、あの旦那おかしい、と思っていたんだ』
そういう、小さなサインを見逃さないというか、洞察力、勘が、必要な職種なのです。
その奥さん、今も入院中。
PR
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック