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カナダ国AB州でソーシャルワーカーしてます。 生活の一こま、カナダのニュースなど、 徒然に書き綴ってます。メールはこちら wasabisyouu@gmail.com
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先日家庭訪問している最中に、22歳のお母さん、突然おなかが痛いと言い出した。

子供がフォスターファミリーに戻る時間ギリギリまでなんとかもったが、

あまりにも痛いというので、近くの病院のER(救急室)へ連れて行った。


もちろん午後の他のクライアントととのアポはすべてキャンセル。



おなかがポッコリふくれており、歩けない程痛がっていたので、

すぐに中に入れてくれ、医者が見てくれることになった。



おなかが大きいので、

『妊娠ではないか』

『妊娠していたとしたら、もしかしたら赤ちゃんに何かかが。。、』


という思いがお母さんと私の頭の中でぐらぐら。。


6週間ぐらい生理が来ていないので、妊娠6週ではないかとのこと。

このくらいだと、まだエコーでは映らないから、またどうしてこんなに痛みがするのかをチェックするのに、血液、尿検などの一式の検査。


余りの痛さに、医者はモルヒネをうった。彼女の目がより目になっていって、

起きていた上半身がすぐにぐらっと、ベッドに倒れ込んだ。

(わさび、始めてモルヒネをうたれた患者さんを見てしまった。

心の中で、オーマイゴーーー!)


ERで一人でいるのは怖い(誰でももちろんそう)ので、原因が分かるまでいて欲しいと言われた。

ERでクライアントと一緒にいるのは、何度か有るが、

このクライアントは、PSTDを煩っており、一言一言、言葉を選ばないといけないのである。

ゆっくり、考えながら彼女と医者の動向を、否定もせず肯定もせず、

心理的なダメージを与えないように、会話を勧めて行くのは、

英語が母国語ではない私には、非常に辛い。

この時ばかりは、クライアントを触らないという、私の掟を解禁し、

手を握ったり、背中をさすったり、笑わせたり、非常に長くて短い

6時間のセラピー権カウンセリングセッションだったような気がする。



その間、もう一回モルヒネをうたれた。

2回目は1回目より少し投薬量が多かったらしい。

一通りの検査をし、妊娠していないことが分かったので、レントゲン検査をした。




私はまた、言語がまだまだと実感した1日であり、私にはERのSWは向いていないかもしれない、と思った。


結局、妊娠しておらず(彼女の喜びはひとしおだった。既に2人もいるのである。痛みをこらえながら、とてもうれしそうな顔をしていた)。

おなかにガスが溜まって、ぷっくりふくれ痛みをおこしていたらしい。



早速、修行のため、Crisisの時やこんな時のためになんと言えば良いか、というような本を探すことにした。


家へ帰ると、どっと疲れが来て、お昼を食べていないことを思い出した。

その後、頭と心の切り替えがうまく出来ず、まだその日あった出来事を考えてしまい、無力とストレスからか旦那に当たってしまった。

久しぶりの大げんかをしてしまったのは言うまでもない。

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