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忘れないうちに、記録として、私が関わったケースを紹介しようと思う。
ほとんどは、Closed Cases(解決はしていないが、ファイルが閉じられたケース)であるし、
匿名なので、プライバシーの侵害にはならないように、
気をつけて書きます。
ちなみに、下記のケースは、市内とは限りませんのであしからず。
SW卵の皆さん、どうやって手助けできるか、考えながら読んでみましょう。
まずは、忘れもしない、働き始めた当初、一番最初にもらったケース
1)母親Aさん(20歳半ば)薬物中毒、窃盗罪歴あり。
二人の娘、6歳と4歳は、元彼が引き取り、再婚した奥さんとの家庭で暮らしている。
薬物中毒症状があるまま、市内の病院で別の男性(出所中)との間に出来たS(息子)を産む。
すぐ、病院のSWがChildren’s services へ連絡し、私が担当となる。
結局その息子は、おばあちゃんが保護者となる。
私が担当した間、2年間、またもや別の男性と間に男の子が生まれる。
他のワーカーさん変わったので、その後どうなったかわからない。
2)中年カップル(40代)。16歳を筆頭に、3人の息子と、4歳の娘の6人家族。
旦那さんは、働いていた時、頭に大けがをし、人格が変わる。
Fxxxkを子供のまで連発し、ひどい体罰。
(頭の怪我だから、自分がやっている事はよくわかっていないと思われる。)
真ん中二人の息子は、ADHDと診断される。
2番目の息子は、おなかが空いていたとき、キャットフードを食べるくらい、衝動的に行動したり、正しい判別が出来ない。
その子供はしばらく病院に入院し、ほかの子供はFoster family一年程携わって、次のワーカーさんにtransferした。
3)20歳の母親。子供は6歳。母親自身、18歳まで、Children’s servicesのOpen file だった。
4)20歳前半の若いカップルと6ヶ月になる赤ちゃん。
お父さんは、IQがボーダーライン。
お母さんは、いろんな病気(精神的にも、肉体的にも)を抱えている(発作がでたり、本当は車いすに乗らなければならないのに、乗らない)。
携わっている間、DVの兆候が見られた。
でもお母さんは、否認した。結局、赤ちゃんをあきらる事に決まったので、Case closed.
5) とある国から18年前に移住してきた40代の女性。
ひどい躁鬱病。15歳と13歳の娘と、父親が違う4歳になる息子(3歳で、Type Iの糖尿病と診断される)。
母親の躁鬱病があまりにもひどく、母親は、糖尿病の子供の食事の世話を出来ず、娘たちがインシュリンの注射をやっているくらい。
子供たちはFoster careで預けられ、1年程して、母親の元に帰され、Case closed. お母さん、AISHをもらってはいるが、この家族はかなりの貧困。未だに気がかりである。
6) 21歳になるVさん(ホームレス状態)。
彼女の成長は、精神、知能的には、10歳ぐらいで止まっている。
絵本もろくに読めないのである。過去に3人の子供が生まれたが、いずれも放棄し、養子に出される。
4人目の女の子も、自分で育てるという意思が見られたので、一応チャンスを与えたが、こちらもやはり放棄する。
上記のケースに似たようなケースが、もう一件。
7)一度、プログの記事にも書いたが、21歳、二人の子の(3歳と0歳)がいる。
妊娠したため、高校1、2年で中退。Dyslexiaのため、読み書きは、小学生1、2年レベル。
分かれた彼氏に暴力を受け、警察をよんだら、すぐにChildren’s servicesのopen caseとなる。
家の中の汚さと言ったら、このうちが最悪だった。
結局、子供の保護の心配がないからと言う事で、Case closed。どうやって、子供が大きくなったとき、学校からの回覧やお知らせなど読む事ができるのだろうか?
8)5人子供がいるカップル。旦那はオイル関係の仕事で、2週間に一回しかかえってこない。
真ん中の子供には、重度の障害がある。下の子供は双子。
奥さんは鬱病で、2週間程ネットで知り合った男性と逃避行。
私が、MSWの実習が始まったため、他のワーカーさんに移される。
9)3人の子供(7歳、5歳3歳)を持つお母さん(25歳)。男性を取っ替えひっかえ。私が関わっている間、4人もの男性と関係を持つ。自慢げに、男性関係などを私に話す。鬱病、OCDの気配あり。子供を叩いたり、大声でしかったり。
10)22歳のお母さんLさん。6歳の娘と2歳の息子。
お母さんは、10代の頃、性的虐待を義理の父親から受ける。
Lさんの母親も、ドラッグ中毒で、薬を買うためのお金を作るため、娘を売春。
それでも、Lさんが16歳の時に産んだ娘は、Lさんがまだ高校という事もあり、Lさんのお母さんが育てていた。
つい最近になって、いっぺん、二児の母となる。
もちろん、Lさん、PTSD、など、様々なメンタルの面で症状が出ている。
Lさんは、6歳の娘が、Lさんハンドバックからチューンガムを盗んだという事で、体罰(ガムであろうが、お金であろうが、盗む事はいけないと説いていた)。
11)脳卒中で左半身不随の40歳のお母さん。息子は16歳で、ADHDと診断される。
12)FASDの22歳になるお母さん。2歳の娘がいる。ネグレクト。
日常生活をする上で、障害がある。子供の世話が出来ていない。
知らないうちに、Case closed されていた。
13)10歳の男の子。8歳まで、実の母親に育てられていたが、小学校1〜4年までの間、学校へ通っていない。
実の母親は、アル中で、その男の子は下の兄弟の世話をしていた。おむつを替えたり、ミルクをあげたり。
見るに見かねた実の父親と、おばあちゃんが引き取り、一緒に暮らし始めたが、失われた幼少8年というのは、大きすぎる。ODDと診断される。
実の父親と、おばあちゃんがどうやって、この問題ある男の子を子育てするか。
14)38歳のお母さん。9歳の娘がいるが、既に小学校1年を留年している。
出席が半数にも満たなかったからだ。
娘が、「おなかいたい、頭いたい」と言うたびに学校を休ませているのだ。
娘が病気になるのではなくて、母親がいかせていないのだ。
まだまだケースはあるが、よく覚えているのはこれらだろうか。
書き出したら、けっこう覚えている事に気づいた。
いずれも悲しいケースばかりであるが、
たくさん聞きすぎると、あんまり悲しくなくなる
(良くない事だが、Desensitizationという)鈍感になってしまうのだ。
長く続けられるコツは、
あまり深入りしない事、
一生懸命でない事。
ある程度、距離を置く事、
仕事が終わったら、忘れる事。
もう一つ、
人の行動、言動など、変えることは出来ないが、
影響を及ぼす事は出来る。
それが変化に繋がっていくのだ。
大切なのは、クライアントとの信頼関係である。
何度も言います、信頼関係です。それが築くことが出来るまで、時間をかけてください。
ほとんどは、Closed Cases(解決はしていないが、ファイルが閉じられたケース)であるし、
匿名なので、プライバシーの侵害にはならないように、
気をつけて書きます。
ちなみに、下記のケースは、市内とは限りませんのであしからず。
SW卵の皆さん、どうやって手助けできるか、考えながら読んでみましょう。
まずは、忘れもしない、働き始めた当初、一番最初にもらったケース
1)母親Aさん(20歳半ば)薬物中毒、窃盗罪歴あり。
二人の娘、6歳と4歳は、元彼が引き取り、再婚した奥さんとの家庭で暮らしている。
薬物中毒症状があるまま、市内の病院で別の男性(出所中)との間に出来たS(息子)を産む。
すぐ、病院のSWがChildren’s services へ連絡し、私が担当となる。
結局その息子は、おばあちゃんが保護者となる。
私が担当した間、2年間、またもや別の男性と間に男の子が生まれる。
他のワーカーさん変わったので、その後どうなったかわからない。
2)中年カップル(40代)。16歳を筆頭に、3人の息子と、4歳の娘の6人家族。
旦那さんは、働いていた時、頭に大けがをし、人格が変わる。
Fxxxkを子供のまで連発し、ひどい体罰。
(頭の怪我だから、自分がやっている事はよくわかっていないと思われる。)
真ん中二人の息子は、ADHDと診断される。
2番目の息子は、おなかが空いていたとき、キャットフードを食べるくらい、衝動的に行動したり、正しい判別が出来ない。
その子供はしばらく病院に入院し、ほかの子供はFoster family一年程携わって、次のワーカーさんにtransferした。
3)20歳の母親。子供は6歳。母親自身、18歳まで、Children’s servicesのOpen file だった。
4)20歳前半の若いカップルと6ヶ月になる赤ちゃん。
お父さんは、IQがボーダーライン。
お母さんは、いろんな病気(精神的にも、肉体的にも)を抱えている(発作がでたり、本当は車いすに乗らなければならないのに、乗らない)。
携わっている間、DVの兆候が見られた。
でもお母さんは、否認した。結局、赤ちゃんをあきらる事に決まったので、Case closed.
5) とある国から18年前に移住してきた40代の女性。
ひどい躁鬱病。15歳と13歳の娘と、父親が違う4歳になる息子(3歳で、Type Iの糖尿病と診断される)。
母親の躁鬱病があまりにもひどく、母親は、糖尿病の子供の食事の世話を出来ず、娘たちがインシュリンの注射をやっているくらい。
子供たちはFoster careで預けられ、1年程して、母親の元に帰され、Case closed. お母さん、AISHをもらってはいるが、この家族はかなりの貧困。未だに気がかりである。
6) 21歳になるVさん(ホームレス状態)。
彼女の成長は、精神、知能的には、10歳ぐらいで止まっている。
絵本もろくに読めないのである。過去に3人の子供が生まれたが、いずれも放棄し、養子に出される。
4人目の女の子も、自分で育てるという意思が見られたので、一応チャンスを与えたが、こちらもやはり放棄する。
上記のケースに似たようなケースが、もう一件。
7)一度、プログの記事にも書いたが、21歳、二人の子の(3歳と0歳)がいる。
妊娠したため、高校1、2年で中退。Dyslexiaのため、読み書きは、小学生1、2年レベル。
分かれた彼氏に暴力を受け、警察をよんだら、すぐにChildren’s servicesのopen caseとなる。
家の中の汚さと言ったら、このうちが最悪だった。
結局、子供の保護の心配がないからと言う事で、Case closed。どうやって、子供が大きくなったとき、学校からの回覧やお知らせなど読む事ができるのだろうか?
8)5人子供がいるカップル。旦那はオイル関係の仕事で、2週間に一回しかかえってこない。
真ん中の子供には、重度の障害がある。下の子供は双子。
奥さんは鬱病で、2週間程ネットで知り合った男性と逃避行。
私が、MSWの実習が始まったため、他のワーカーさんに移される。
9)3人の子供(7歳、5歳3歳)を持つお母さん(25歳)。男性を取っ替えひっかえ。私が関わっている間、4人もの男性と関係を持つ。自慢げに、男性関係などを私に話す。鬱病、OCDの気配あり。子供を叩いたり、大声でしかったり。
10)22歳のお母さんLさん。6歳の娘と2歳の息子。
お母さんは、10代の頃、性的虐待を義理の父親から受ける。
Lさんの母親も、ドラッグ中毒で、薬を買うためのお金を作るため、娘を売春。
それでも、Lさんが16歳の時に産んだ娘は、Lさんがまだ高校という事もあり、Lさんのお母さんが育てていた。
つい最近になって、いっぺん、二児の母となる。
もちろん、Lさん、PTSD、など、様々なメンタルの面で症状が出ている。
Lさんは、6歳の娘が、Lさんハンドバックからチューンガムを盗んだという事で、体罰(ガムであろうが、お金であろうが、盗む事はいけないと説いていた)。
11)脳卒中で左半身不随の40歳のお母さん。息子は16歳で、ADHDと診断される。
12)FASDの22歳になるお母さん。2歳の娘がいる。ネグレクト。
日常生活をする上で、障害がある。子供の世話が出来ていない。
知らないうちに、Case closed されていた。
13)10歳の男の子。8歳まで、実の母親に育てられていたが、小学校1〜4年までの間、学校へ通っていない。
実の母親は、アル中で、その男の子は下の兄弟の世話をしていた。おむつを替えたり、ミルクをあげたり。
見るに見かねた実の父親と、おばあちゃんが引き取り、一緒に暮らし始めたが、失われた幼少8年というのは、大きすぎる。ODDと診断される。
実の父親と、おばあちゃんがどうやって、この問題ある男の子を子育てするか。
14)38歳のお母さん。9歳の娘がいるが、既に小学校1年を留年している。
出席が半数にも満たなかったからだ。
娘が、「おなかいたい、頭いたい」と言うたびに学校を休ませているのだ。
娘が病気になるのではなくて、母親がいかせていないのだ。
まだまだケースはあるが、よく覚えているのはこれらだろうか。
書き出したら、けっこう覚えている事に気づいた。
いずれも悲しいケースばかりであるが、
たくさん聞きすぎると、あんまり悲しくなくなる
(良くない事だが、Desensitizationという)鈍感になってしまうのだ。
長く続けられるコツは、
あまり深入りしない事、
一生懸命でない事。
ある程度、距離を置く事、
仕事が終わったら、忘れる事。
もう一つ、
人の行動、言動など、変えることは出来ないが、
影響を及ぼす事は出来る。
それが変化に繋がっていくのだ。
大切なのは、クライアントとの信頼関係である。
何度も言います、信頼関係です。それが築くことが出来るまで、時間をかけてください。
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