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カナダ国AB州でソーシャルワーカーしてます。 生活の一こま、カナダのニュースなど、 徒然に書き綴ってます。メールはこちら wasabisyouu@gmail.com
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先日、平和な国ノルウェー王国を震撼させた、

『オスロ中心部爆発事件及びキャンプ場銃撃事件』


こちらに流れてくるニュースの断片だけを読んでいると、


1)極右翼

2)キリスト教原理主義者(イスラム教の迫害)

3)現、労働党政権への不満(移民、社会保障制度に対して)


この三つの点が絡み合っている。




ノルウェーは社会保障制度が整った国であり、ソーシャルワーカーからみると、

天国のような国である。貧富の差も少なく、福祉が充実している。


カナダは、福祉国家と良く言われるが、ソレは、日本から見て福祉国家と言えるが、

ノルウェーからみると、まだまだである。

私の個人的感覚からすると、日本の福祉制度が3だとすると、ノルウェーは10くらい、

カナダは7くらいだろうか。ちょうど中間点である。

横道にそれたが、この事件でノルウェーの国でもも上記のような輩が存在するということが、改めて認識させられた。




まず、右翼。

前回、カナダでの選挙があった歳、述べたが、西洋で言う右翼というのは、

『自分のことは自分で面倒見よう』的な考え。

社会保障というのは、政府が個々の財政に口を突っ込むことはしない。

自分で仕事を見つけて、自分でやってけというイデオロギー。




次、キリスト教原主義者。

山葵の個人的な意見からすると、宗教は否定しないが、他の宗教を否定する

宗教概念は私には頂けない。

キリスト教とイスラム教のいがみ合いは未だに続いている。

あんまり知られていないが、キリスト教とイスラム教は兄弟宗教である(違っていたらごめんなさいね)

イスラム教徒、女性がかぶるヒジャブは、聖書の聖母マリア様がかぶるベールと同じであると、イスラム教信者のクラスメートから聞いた(が、イスラム教にもいろんな宗派があるので、彼女のは、比較的リベラルだったのだろうか。)

違う宗教同士、共存は出来ないのだろうか。



最後に、移民、社会保障制度に対して。

社会保障が充実すると、何もしないでもお金がもらえ、労働意欲が薄れ、

移民が働かないで保証を吸い上げている、という不満。

どこかの新聞で読んだが、犯人は日本という国を、『他民族を歓迎しない国家』ということで、日本を目標に掲げているそうだ。

ちょっと複雑な心境だ。



山葵の個人的な考え方だが、イデオロギーは偏見から来る。

この事件は、非常にショッキングで残念な事件である。

不満は誰にでもあるが、テロや銃撃し、人の命を奪わなくても

いくらでも政府や社会にに訴えることは出来るのに。。

例えば、政治家になるとか。

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