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カナダ国AB州でソーシャルワーカーしてます。 生活の一こま、カナダのニュースなど、 徒然に書き綴ってます。メールはこちら wasabisyouu@gmail.com
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だいぶ前に、BCにいらっしゃるSTさんからSW関係のメールを頂きました。

今までプログに載せず、大変申し訳ありません。


折をみて、STさんから頂いたメールの内容を、SWの話を織り交ぜながらアップして行きたいと思います。


頂いたメールの中に、下記のようなご意見がありました。

ーーーーーーーーーーー
一つ、意外に思われる人が多いのは、○○○という有名・難関大学よりも、無名のちょっと離れたところにある田舎のちっこい公立大学の卒業生のほうが評判がいいです。有名校の卒業生は、理論に走る、のだそうです。

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ごもっともだと思いました。

恥ずかしい話、ソーシャルワークには、ソーシャルワーク特有のセオリー(理論)というものがありません。

ほとんどのセオリーは、心理学、社会学、女性学、生物学から借りて来ているんです。

それでも、ソーシャルワークの実践(プラクティスと言う)はセオリーから、セオリーの真髄を元にしています。

例えば、私のよく使う Ecological Perspective (生態的の視点)。(環境に優しいのではありません。)

このセオリーは、本当は生物学から。

動物は、生息地域(habitat)が決まってますよね。人間も、自分が快適と感じる所に住みたがるんです。そして、様々なネットワーク、友達、家族、仕事、学校、スーパー、教会、レクリエーションセンターなどなど、便利な所に住みますよね。

クライアントのネットワークを如何に広げて、サポートネットワークを最大限にするか。これが、Ecological perspective という理論に基づいたSWの実践。


セオリーは、BSW、MSWとも、たくさんたくさん習いました。

意外かと思われるかもしれませんが、仕事の面接でも、どんなセオリーを使うか聞かれた事は多々ありました。

学校にいる時、しっかりセオリーを習って、理解するといいでしょう。


有名校の卒業者は、セオリーを口走って、実践に移さないから評判がわるいんでしょうかね。

私の少ない経験ですが、私の実践を振り返ってみたら、

『気づいたら実践していた、でもその実践は必ず、元をたどると、ある理論に達していた。』

ような感じです。

いつも、頭の隅っこにあるのかな?と思います。

頭だけではなく行動すること。という事が大事という事を、こちらのメールで改めて思いました。

ありがとうございました。

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