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カナダ国AB州でソーシャルワーカーしてます。 生活の一こま、カナダのニュースなど、 徒然に書き綴ってます。メールはこちら wasabisyouu@gmail.com
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雪のエドモントン、今日は北のSt. Albert市を過ぎ、高速をかなり走った

小さな町へ行くはずだったんですが、道路状況が悪いので

日にちをずらしてもらいました。


事故りたく無いですからねぇ。

ほんとは行く気まんまんでしたが、ボスがいかなくていいと。。ラッキー


その分レポートなど書類作業をしております。

と言いながら現実逃避をしてますけど。(レポートは苦手です。)




本日はソーシャルワーク101

日本語のwikiによると

社会福祉援助技術(しゃかいふくしえんじょぎじゅつ)は、社会福祉における要援助者(福祉サービス利用者・クライエント)に対してソーシャルワーカーの用いる技術の総称であり、その体系。ソーシャルワークとも表記される。学問としては社会福祉学の一分野。

ソーシャルワークを用いてクライエント(依頼者)を援助する者をソーシャルワーカーと呼び、日本のソーシャルワーカーは資格として福祉系資格の最上位である社会福祉士、もしくは社会福祉士の精神科限定版の資格である精神保健福祉士が国家資格となっている。



英語だと

Social work is a professional and academic discipline committed to the pursuit of social welfare through consulting for social problems. The field works towards research and practice to improve the quality of life and to the development of the full potential of each individual, group and community in a society. Social workers draw on the social and behavioural sciences to solve social issues, and also work in policy development, analysis and advocacy.Parts of social work overlap with other disciplines including economics, education, medicine, politics, psychology, and sociology


面倒なので訳しませんが、要するに

いかにクライアントの Quality of Life 、生活の質の向上を手助けすることができるか。


生活の質には、精神的な面(mental, emotional, spiritual,physical), finance,housing,基本的なニーズが、整わないと、向上することはできません。


例えば、家計が苦しくてストレスを抱えている人に、『じゃ、メンタルヘルスクリニックに行ったら?』

というのではなくて、まず、家計をやりくりす力を身につけさせる。


家計簿をつけるという提案をしたり、封筒にお金を入れて一ヶ月分の

食費、高熱代を分けておいたり、そういうテクニックを教えたりする。


ごく普通のコトかも知れませんが、メンタルヘルスに問題があったり、

薬物中毒、ちょっと低いIQの方々、FASD、親に教わらなかった人など、

クライアントに多いので、基本的なことを教えたりするのも、SWの一部です。





ソーシャルワークのレベルは、Macro, Mezzo, Micro の3段階

Macro レベルは
Comunity Development (例えばエドモントン市で働くSW) エドモントン市民が便利、安全に、住みやすく暮らせるか。
発展途上国で、村や町の発展の手助けをする方も居ます。

Policy Anaaylsis
決めごとを、復習し、本当に市民のニーズに合っているのか
例えば、生活保護を受ける為に、前年の収入が必要ですが、いくらからいくらまでは資格がある、という決めごとは、本当にこれでいいのか。などを分析して、政治家などに言って、変更を求める要求をしたり。。




Mezzo
中くらいという意味
上記のコミュニティー発展とかぶりますが、今度はエリアごと(例えば、ダウンタウンだったり、オリバーだったり)

グループ、会社、NGO
いかにグループ全体の生活(働くうえ)の向上できるか。


Micro
個人、(子供、お年寄り、家族、患者さん、障害のある方、メンタルヘルス、兵士、犯罪者など)



主に働く場所


アルバータ政府
エドモントン市
カナダ軍隊
警察
病院 (クリニック、老人ホームなども)
NGO
学校


臨床ソーシャルワーカーになると、プライベートプラクティスをする人もいる。

要するに、自分でオフィスを構えて、クライアントにカウンセリング、テラピーなどなどをする。(もちろん、別の免許が必要)



Psychologistと、違うところは、PIE(Person In Enviornment)という視点。


人は、家族との関わり、住む環境、毎日のやり取り、過去により、影響を受ける


たとえ、サイコロジストが30分の診察、セラピーなどで、内面を治療しても、

住む環境で効果が著しく違う。

ソーシャルワーカー、少なくても、私自信、その人の環境に影響を及ぼすことが

できると、その人も良くなる可能性も高いと思う。



例えば、精神科医は、その人の訴える症状で、鬱病だったり、PTSDだったりと診断し、処方箋を出す。

おまけに医者は医者、権威や立場ちがうので、上からの目線。

家庭だったり住む環境などをある程度、質問するけれど、それほど重要に取らない。


ソーシャルワーカーは、住む環境、おかれている状況など、その人の内面と

同じぐらい重要と考える。

そして、同等な目線でクライアントを見る(もちろん、犯罪者の場合は、上から目線の方がやりやすいですけど)


だから結構難しい。


Helping Professionalですが、私の信念は、

クライアントの為に何かをしてあげるのではなく、クライアント一緒に学んで、

わたしが居なくなっても、自立してちゃんと生活の質を保つコトができるように

支援すること。


ご参考になりましたでしょうか。。

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